株式会社エマリコくにたち

拝啓、うまい!に背景あり

社長のBLOG

2018.06.03

みんなで田植え。そこはニュータウンのど真ん中。

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拝啓 東京農業を応援いただいている皆様

谷戸(やと)。
山と山に挟まれた狭い場所のこと。
私自身は農風景となんの関係もなく育ったのですが、しかしなぜかノスタルジーを感じる風景。

そんな谷戸にある貴重な田んぼで田植え体験イベントがあるということで、昨日うかがいました。八王子の若手農家集団FIO(フィオ)が運営する催しです。

FIO代表の大神さんは、実家は福岡の農家、そして芸人を志して上京し、農業の世界に戻って東京で就農、というかなり変わった経歴の持ち主です。気さくにして、真面目。そのあたりは、また別のときに紹介したいと思います。

(FIOのWEBサイト)http://fio8.com/

FIOがあるのは、八王子の堀之内地区です。
「ここが東京か!」と叫ばずにはいられない、農村風景が残る場所です。

もともと牛舎として使っていたところを事務所やイベントのときの更衣室として使っています。
酪農も盛んだったということで、いまも牛を飼っている農家がいます。

このエリアは、多摩ニュータウン開発で「19街区」と一時指定されていて、つまりは住宅地などとして開発される予定になっていたところです。
そこを、地元の農村風景を残そうという活動があって、19街区だけが昔のまま残されました。
多摩ニュータウンの住宅地が広がる中にあって、ひじょうに稀有な場所となっているのです。

FIOさんは残念ながら当社の集荷ルート上にないので、当社が扱っているFIOさんの農産物は微々たるものです。
しかし、この多摩ニュータウンの真ん中に残されたすばらしい農風景のなかに田畑を持つ。それが私が何度かFIOさんの田畑に足を運んでいる大きな理由です。

さて、FIOさんの事務所から谷間の道を歩くこと5分。谷戸の狭い平地に田んぼが作ってあります。(トップ写真)

集まった子どもたち、慣れない田んぼで悲鳴をあげてなかなか前に進むこともままなりません。
しかし、子どもの適応能力は高いですね。
慣れると作業もはかどります。

当社スタッフの朝吹君も大神さんをお手伝いしつつ、活躍(?)していました。

私、途中で帰ってしまったので、田植え完了!という写真をお見せできないのですが、収穫の時期にはまた行きたいと思います。
黄金色の穂が輝く谷戸も、またいいものでしょう。

月並みな話ですが、子どもたちにはとても貴重な体験になっていますし、東京にも田んぼや谷戸の風景を残す、ということを真剣に考えなくてはなりません。

同日、国立市では、「どろまみれ inはたけんぼ2018」が行われました。田んぼを使って、どろまみれになりながらみんなで遊ぶイベントです。
初回は2011年。長く続いていますが、毎年人気です。
私、初回のときの実行委員長だったのがちょっとした自慢です。最初の年だけ大雨でしたが…泣!

今年の様子は下記のリンクからぜひご覧ください。
https://www.facebook.com/kunitachihatakenbo/
(くにたちはたけんぼ Facebookページ)

菱沼 勇介(ひしぬま ゆうすけ)
プロフィール

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株式会社エマリコくにたち代表取締役。
1982年12月27日生まれ。
農地のない街・神奈川県逗子市に育つ。
一橋大在学中に、国立市にて空き店舗を活かした商店街活性化活動に携わる。2005年に一橋大商学部卒業後、三井不動産、アビーム・コンサルティングを経て、国立に戻る。NPO法人地域自給くにたちの事務局長に就任し、「まちなか農業」と出会う。2011年、株式会社エマリコくにたちを創業。第3次国立市農業振興計画審議会委員(2016年)。

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