株式会社エマリコくにたち

拝啓、うまい!に背景あり

社長のBLOG

2019.10.19

5つ目の資源は循環する

拝啓 東京農業を応援いただいている皆様

昨日は、東京農業発信施設「東京農村」にあるコワーキングスペースの仲間たちの、月1回の交流会でした。
この仲間たちを「東京農村クラブ」と呼んでいて(そのまんまだ)、このコワーキングスペースは食関係か農関係の人だけが会員になれるというルールにしています。
とうぜん、交流会も食関係の人ばかりなので、話の内容はきほん食べ物になるんですが、同じ食関係でもそれぞれが違う分野だから面白い。どんなものでも奥が深い。

ちなみに、月額1万円(税別、水道光熱費・WiFi込み)~というお得な価格で、赤坂見附駅すぐの利便性抜群なオフィスが使えます。ぜひご検討ください。http://rootroot.jp/

そうそう、先日は、コワーキングスペースで「バナナの仕入れ先どっかないですかね~?」って話をしていたら、あっという間に2名の会員さんから合計3つの関係先を教えてもらえました。ビジネスでこういう繋がりって重要です。

経営学では企業活動をインプットとアウトプットで考えることがあります。

インプットは、「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」の4つの資源だとされています。
そして、これが企業活動の結果、「商品・サービス」と「収益(カネ)」というアウトプットになります。

こうした基本構造が認識されているわけですが、私は5つ目の資源として、「コミュニティ」、あるいは「コネクション」を提唱しています。
コネ入社などと言うようにコネクションは悪いイメージもありますが、ものすごく大事なものです。
街のなかで、小さなビジネスをやっていこうと思ったら、コネクションは意識的に広げていくべきです。

「コネクション」のよいところは、インプットとして「コネクション」を使ったビジネスは、企業活動の結果として、さらに広いコネクションになったり、深いコネクションになったりすることです。つまり、アウトプットでもある。
コネクションという資源を投入し、さらに広くて深いコネクションという成果をえる。この好循環、コミュニティのぐるぐるが、活き活きとした企業活動を生み出します。

「コネクション」のよいところその2は、大企業には真似できない、ということです。
ほんとうに深いコネクションは、大企業のなかにいると作りにくい(作れる人も稀有ながらいると思います)。

逆にいえば、「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」において、大企業に勝つのはなかなか困難ですから、どうしたってこの5つ目の資源が大事なるわけです。世の中、だいたいのものはお金で買えますから。
(だからこそ、ブース型よりもコワーキング型のシェアオフィスを私は推進しています。興味のある方はコチラ! http://rootroot.jp/ (しつこい))

ある地域において、「コミュニティ」や「コネクション」を資源として意識して活動する企業を、私は「コミュニティ・ビジネス」と定義しています。
(ふつうは「コミュニティ・ビジネス(CB)」とは、「地域の社会的課題を解決するために運営される企業」と定義されていますが、私の定義は異なります。また、CBに小さい企業というニュアンスを含める人もいますが、定義上、規模の大小は問いません。)

コミュニティやコネクションが活性化することは、それ自体、社会的課題の解決にもなります。地域の人々の結びつきが強くなるということだからです。
つまり、エマリコが元気に活動すればするほど、いろいろな繋がりが生まれて、それはエマリコのためだけでなく、地域全体のためにもなるだろうと思います。

「5つ目の資源」。まちづくりの分野の企業は、これを忘れずに活動したいものです。

菱沼 勇介(ひしぬま ゆうすけ)
プロフィール

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株式会社エマリコくにたち代表取締役。
1982年12月27日生まれ。
農地のない街・神奈川県逗子市に育つ。
一橋大在学中に、国立市にて空き店舗を活かした商店街活性化活動に携わる。2005年に一橋大商学部卒業後、三井不動産、アビーム・コンサルティングを経て、国立に戻る。NPO法人地域自給くにたちの事務局長に就任し、「まちなか農業」と出会う。2011年、株式会社エマリコくにたちを創業。第3次国立市農業振興計画審議会委員(2016年)。

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