株式会社エマリコくにたち

拝啓、うまい!に背景あり

社長のBLOG

2018.05.26

地域に根をはる人々と~「東京農村」第4報

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拝啓 東京農業を応援いただいている皆様

このたび、食と地域をテーマにしたコワーキングスペース&シェアキッチン「ROOT ROOT」を立ち上げました。

東京農業を発信する施設「東京農村」の4Fと5Fに位置します。
「ROOT」は根っこ。
地域に根を張っている人どうしが語り合い、刺激を与え合う場にしたいと思っています。

というのも、私たちエマリコくにたちも今でこそ「東京農業活性化ベンチャー」を自称できるくらいの活動規模になってきましたが、スタートアップ時はノウハウも資金もない状況でした。そこで役に立ったのは周囲の応援やネットワークでした。
「想い」はあるけど、資源はない。
そういう人のために、刺激や知恵を交換する場がもっともっと増えてもいいはずです。

「ROOT ROOT」はそういう人々のためのコミュニティ拠点として機能していきます。

今日は、初の主催イベント。『東京・農家さんの新鮮な話と、旬を味わう交流会』。

(東京野菜を活かした料理もたくさんご用意!ベジタリアン寿司などオリジナリティもたっぷり。)

東京都内の農家さん、今回は国分寺の中村克之さんと八王子の大神辰裕さんをお招きし、農業にまつわる旬な話をうかがいました。

地域通貨をきっかけとしたつながりが国分寺で生まれて、それに中村さんの農業も積極的に関わっていく。
そうすると農業が媒介になって、さらに地域通貨の輪が広がる。
いくつも興味深い話がありましたが、たとえばそんな話とか。

大神さんが農業を営む、八王子市の堀之内の畑は、もともとニュータウン開発の予定地でした。
それが地元の人々の訴えで田畑が残り、いま直売所は地元のコミュニティスペースになっています。直売所といっても畑のすぐ隣なので、お客様が自ら商品を、たとえば大根を抜いて持って帰れます。
小さなお孫さんが大根を抜く姿をおじいちゃんが写真に撮っていたり、そういう光景が普通にある。
そんなお話、などなど。

さて、来月2日には八王子の大神さんの田んぼにて田植え体験も開催します。
ぜひニュータウンの真ん中に残された、それなのにとっても風が気持ちよい、東京の田んぼを訪れてみてください。

こうした農を体験できるイベントや、あるいは食や地域活性化にまつわるセミナーについては、Facebookで発信中です。
ぜひ「ROOT ROOT」のページに”いいね!”をお願いします。
https://www.facebook.com/Root-Root-1003304823152678/

菱沼 勇介(ひしぬま ゆうすけ)
プロフィール

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株式会社エマリコくにたち代表取締役。
1982年12月27日生まれ。
農地のない街・神奈川県逗子市に育つ。
一橋大在学中に、国立市にて空き店舗を活かした商店街活性化活動に携わる。2005年に一橋大商学部卒業後、三井不動産、アビーム・コンサルティングを経て、国立に戻る。NPO法人地域自給くにたちの事務局長に就任し、「まちなか農業」と出会う。2011年、株式会社エマリコくにたちを創業。一般社団法人MURA理事。東京都オリジナル品種普及対策検討会委員(2019年度〜2021年度)。

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