株式会社エマリコくにたち

拝啓、うまい!に背景あり

社長のBLOG

2021.01.28

モヤッを取りに行く組織

拝啓 東京農業を応援いただいている皆様

今年度(2021年3月期)の当社の社内スローガンは、「他部門連携」にしています。

他の部門のことに関心を持とう、他の部門と助け合おう、ということです。

このスローガンは、コロナ禍に関係なく決めたんですが、結果的にはちょうどよいタイミングになりました。
小売店は売上は伸びるけど、飲食店は売上が大きく減る。そういう状況で、「飲食部門でケーキを作って小売店で売ろうか」とか新しい動きも出てきました。

ドラッカーはこんなことを言っています。
会社組織には、野球型とサッカー型とテニスのダブルス型がある。野球型は仕事が明確に決まっている組織で、サッカー型の方がポジションが柔軟でより強い。さらに、テニスのダブルス型のように、小さくて柔軟な自律した組織が最強である。

テニスやバトミントンのダブルスで、コートの右半分はAの担当、左半分はBの担当と明瞭な線を引いてしまうとうまくいきません。
たとえば、Aがボールを取るためにコートの端の方へ行ってしまったら、次の返球では、Bはより広い範囲をカバーする必要があります。
たしかにモヤッっとしている部分を残すと、それがストレスになることもあります。しかし、仕事を完璧に分割できるという考え方は、現実をある部分で無視しています。

最近、「ジョブ型」がもてはやされていますが、どうなのかなあ、と思っています。

モヤッとしている部分に飛んできたボールを、AもBも、率先して取りに行く。
それが理想の組織でしょう。

そして、メンバーが、モヤッとしているところを率先してカバーに行こうと思うのは、組織にロイヤリティがあるからです。この組織の行く末がどうなっても構わないということであれば、自分の目の前の仕事だけやっていればよいということになりますから。

そして、ロイヤリティは企業理念から生まれます。
ここに企業理念が会社経営にとって大事だといわれる理由があるのですね。

エマリコは、企業理念を大事にすることで、他部門との連携が当たり前な組織、お互いがお互いをカバーする組織、そういう社風を育てているところです。

菱沼 勇介(ひしぬま ゆうすけ)
プロフィール

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株式会社エマリコくにたち代表取締役。
1982年12月27日生まれ。
農地のない街・神奈川県逗子市に育つ。
一橋大在学中に、国立市にて空き店舗を活かした商店街活性化活動に携わる。2005年に一橋大商学部卒業後、三井不動産、アビーム・コンサルティングを経て、国立に戻る。NPO法人地域自給くにたちの事務局長に就任し、「まちなか農業」と出会う。2011年、株式会社エマリコくにたちを創業。国立市商工会理事。東京都オリジナル品種普及対策検討会委員(2019年度)。

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